2013年4月24日水曜日

★「杏まつり」の由来★

★「杏まつり」の由来★

そんな、田尻の杏も、
戦前までは、地域の特産として栽培されていましたが、
時代の変遷の中で、次第にそのほとんどが姿を消してしまいました。

そこで、30数年前、
町民の多くの方が参加し、

町の温もりを取り戻そうと、
町おこしとして「田尻町、杏のふるさと振興会」を発足させ、
「杏」を地域の宝として、普及に努めました。

その結果、今では、
町内に約3,000本の杏の木を見ることができるようになりました。

これを、20年前に有志の方々が企画され、
「たじり杏まつり」としてはじめられたそうです。


田尻の町内会では、
この杏の普及のために、

今でも、町内会費とは別に、
毎年2,500円ずつ収めておられるそうです。

そういう経緯もあって、
「たじり杏まつり」は、地域の方々の人柄が強く反映され、

アットホームで、ローカル色たっぷりの、
温もりのあるまつりになったのでしょう。


マスコミでは、
参加人数が多いお祭りは
大々的に取りあげられますが、

この「たじり杏まつり」のように、

地域の方の、
人柄が映し出されたような、

温もりのあるお祭りも、
大事にしていきたいものです。


私は、福山に住んでいますが、
「たじり杏まつり」は、
実は、初めての参加でした。

しかし、
初めての私も、
温かく迎えてくださり、

大変にすがすがしい印象を受けました。


「ああ、、、来年も、また、来たいなあ・・・」


そんな思いを残し、
田尻の町を後にしました。


田尻町の皆様、
ありがとうございました。


(追伸)

私が、「たじり杏まつり」に到着したのは、
14時過ぎ頃でしたので、
いろんなイベントなどが終了していました。

町内のいろんな会場で、
イベントも盛りだくさんですので、

早めに参加され、
散歩がてら、町内を散策しながら、
杏の花を楽しまれるのがよろしいかと思います。

散策は、
足を痛める場合もありますから、
それなりの装備(靴など)を
整えて参加されることをお勧めします。

(おわり)

(ふくやまひろし)

福山コンベンション協会

スマート・ジャパン

福山市災害情報