【大阪都構想】否決の原因は「僕のことはキライでもいい。」という政治姿勢にあった。

橋下劇場、最後に誤算　「民意」は小差でノー

橋下氏会見詳報（１）「政治家冥利に尽きる活動できた」反対多数の結果にも感謝の言葉

確かに、政治家は嫌われても嫌われても、自分が正しいと思う政策を推し進めなければならない。
しかしその根底に「キライでもいい」という考えがあると、言動のはしばしにそういう雰囲気が漂ってしまう。市民はそれをうすうす感じ取ってしまう。

追い風に乗っているときは、多少の嫌悪感は市民もスルーすることもできるでしょうが、
風が収まったときにその嫌悪感が頭をもたげてくる。

結局の所、最後には自分でも「僕のことはキライでもいい。」と表現するに至った。
もうこの時点で、「負け」は決定的となった。

本来は市民の理解を得るために最大限の努力をすべきであっただろうに、
根底の「理解できない人には嫌われてもいい・・・」という考えが、どこか、市民を馬鹿にしたような言動になっていた。市民からは傲慢に見えてしまった。

若い政治家の活躍を期待した人も多かったが、結局嫌われて終わった。
本当に都構想は支持があったのに、橋下が嫌われたのであったなら、残念の一言だ。

そして、「政治家冥利に尽きる」との一言も、“感謝の言葉”と言うより、自己満足の一言に過ぎないと、（ひろし）は思う。

本当に巨額の税金を投入して、都構想が実現できなかったのだから、申し訳なかったという、“謝罪の言葉”を述べるべきだ。