広島・福山のホテル火災～被害拡大の隠れた原因

このたびの、ホテル火災でなくなられた方のご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。


マスコミ上では、
今回のホテル火災の原因（責任）,
被害拡大の原因（責任）が、
種々、取りあげられています。

その中の、
もっとも大きな部分を占めるのが、


１，「ホテル側（経営者）の責任」です。

これは、誰もが、厳しい目を経営者に向けるのは、
当然のことでしょう。

しかし、
これと同じくらい重大な責任は、


２，「行政（市・消防）の責任、議会（議員）の責任」です。

不備が分かっていながら、数年も、数十年も放置していたのは、
明らかに、行政に責任があると思います。

さらに、「法令」が不備で、
十分な処罰ができなかったのなら、
これは、議会（議員）にも責任があります。


しかし、

これら、１，２，の責任とは別に、
被害を拡大させかねない、

隠れた原因があると、
ふくやまひろしは考えます。

それは、


３，「通報を躊躇させる、警察・マスコミの側の責任」です。

こういう火災の場合、

①第一通報者は、犯人扱い（放火）される場合があるそうです。
警察から、数時間にわたり、事情聴取を受けるそうです。

②もし、犯人でなかったとしても、取材攻撃です。
これも、報道各社が、よってたかって、その人のコメントを取ろうと、もぶれついてくるそうです。

③もし、真犯人がいた場合には、逆恨みを受ける可能性すらあります。


つまり、こちらは、善意のつもりで通報しても、
当人には、いいことは、何もないどころか、

煩わしいことに巻き込まれる可能性が、
極めて高くなるそうです。


こういう事情を知らずに、
善意で通報しても、

「二度と通報しない、したくない・・・」

と言わせる現実があるそうです。


特に、２，３，の責任を、
きちんと解消していかないと、
第２，第３の、「ホテル・プリンス」は、

生まれることでしょう。


広島県福山市ホテル火災（第４報） （消防庁）

中国新聞（福山・ホテル火災関係）

死者６人に　広島・福山のホテル火災で県警　　：日本経済新聞

ホテルで火災、６人死亡確認　広島・福山　：日本経済新聞

ホテル火災 ６人死亡・１人意識不明　：ＮＨＫ　Ｎｅｗｓ　ＷＥＢ


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