李明博大統領が竹島に上陸したことに対して、
「国際司法裁判所」での解決を提案した。
これは、
日本は、「国際司法裁判所」の判断に従うという意志を持っている事の証明だ。
と言うことは、
中国が、「尖閣諸島は、あくまで中国領」と主張するなら、
中国は、
この問題を、
「国際司法裁判所」に提訴すればいい。
(これは、台湾にも当てはまる。)
仮に、
「国際司法裁判所」が、
「尖閣諸島は中国領」と判断すれば、
日本は、その判断に従わざるを得ない。
というのが、日本の立場だからだ。
しかし中国は、
あくまで、力尽くでの決着を求めているようだ。
中国国内で、
日本企業・日本人に被害が出ているにもかかわらず、
「責任は日本にある」と言うに及んでは、
最終は、軍隊の出動さえ
否定していないことを
公言していることになる。
中国側には、
“尖閣諸島を日本の領土として認めた上での「日中友好」という選択肢”は持ち合わせていないのだろうか?
いずれにしても、
領土問題を平和裏に解決するには、
現段階では、
「国際司法裁判所」しかない。
ということは、
中国が日本とともに、
「国際司法裁判所」に提訴し、
双方が、
その決定に従うという方法しかないと思う。
「国際司法裁判所」に判断を委ねると言うことは、
日本側にも、
領土を失うリスクがあるのだから。
(ふくやまひろし)
平成20年度「竹島問題を学ぶ」講座第5回 講義録 2008年10月26日 島根県立図書館集会室 (塚本孝) 「国際法から見た竹島問題」
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