2012年9月29日土曜日

私が尖閣問題を「国際司法裁判所」に委ねることを勧める理由

あえて、書く必要はないとは思うのですが、
あえて、ここで確認をしておくのも、
(ふくやまひろし)の考え方をご理解頂くのに、
必要かと思いまして、
書くことにしました。


私が尖閣問題を「国際司法裁判所」に委ねることを勧める理由


(結論)

領土問題は、国際司法裁判所で解決すべし。




私たちが社会生活を行っていると、
隣人たちと、
もめ事(事件)が起こります。

なぜ、もめ事が起こるのでしょうか?

それは、
人は、みんな人権や自己主張、自分なりの正義感があるからです。

しかし、それらは、
必ずしも、他の人と、同じとは限りません。

いや、全く違うと言った方がいいかもしれません。


ある出来事があったとします。

例えば、「原爆」。

落とした方と、落とされた方では、
180度、受け止め方が違います。

落としたアメリカですら、
「よかった」と思う人も、
「よくなかた」と思う人もいるし、

落とされた日本ですら、
「よくない」と思う人も、
「しかたない」と思う人も、

いろいろいるはずです。

さらに言えることは、
個人のアタマの中でも、
60%の部分は、「よくない」
と考えていても、
40%の部分は、「しかたない」
と考えている場合もあるからです。

(この「原爆」は、例として出しただけで、「消費増税」など、全ての事柄で、同じようなことは言えると思います。)

領土問題も、
いろんな人がいろんな考えを持っています。

国同士が、
「歴史的には・・・」

と言い出すと、
結論なんて出るはずがありません。

人間が地球に誕生する前は、
国家も、領土もなかったはずなのに・・・


しかし、人間は、
そういうもめ事を、
客観的に、冷静に、知的に解決する方法を
考え出しました。

それが、「裁判」です。

裁判では、
対立する双方が、
おのおの、公平な立場で、
主張を述べ合います。

また、相手の主張の誤りを指摘します。

裁判を経験・勉強した事がある人は、
「どうしてこんなに主張に食い違いが出るのだろうか・・・」

と思うほど、
双方の主張は、食い違います。


だから、もめ事になるのです。

もう一つ、大事なことは、
人間は、個人であれ、国家であれ

「自分の都合のいいこと」、「相手の都合の悪い」ことは、
過大評価しますが、

「自分に都合の悪いこと」「相手に都合のいいこと」は、
過小評価・無視する本能があります。

おそらく日中両政府ともに、
都合の悪いことは国民に隠している、無視している可能性は、
「原発問題」を見ても、明らかな事でしょう。

そういう、政府に都合の悪い部分も含め、

双方が主張を出し合い、
これを世界に公表する。

そして、双方が裁判の決定を受け入れる



この決定は、
自己の主張が認められることもありますし、
全く認められないこともあります。

いずれにしても、
100%の人間が、
納得する結論などないわけですから、

客観的な第三者の決定に、
双方が従う。

というのが、ルールです。

お互いが、
そのルールを納得の上で、
正々堂々と、

理論的に戦いを勧める。

これが、
今、考えられている、

最善の“智恵”です。


1978年の日中平和条約の交渉時に、
鄧小平氏が
「我々の世代はいい知恵がないが、20年後、30年後の後の世代にまかせましょう」

と言ったのは有名なお話。


あれから、もう30年以上経ってしまいました。

日本も、中国も、世界も、
あれからは、随分と社会が変わりました。

この時期に、「尖閣問題」が勃発したのも、
時代の要請であると思います。

今まで、「棚上げ」にしてきたことを、
今、解決する時に来ていると、

(ふくやまひろし)は思います。


昨今、「共同開発」的な提案もあると聞いていますが、
私は賛成できません。

なぜなら、
責任の所在が曖昧になり、

「開発」が失敗になった時や
利益の配分などで、

再び「もめごと」が起こることは、
私は“必至”と思います。

だから、
きちんと、専門の第三者=国際司法裁判所の決定に
双方が、イヤでも従うという方が、

将来への禍根が残らないと思うのです。

日中双方、又世界も、そして(ふくやまひろし)も、
決して、戦争を望んでいるわけではありません。

しかし、
双方が、悔いを残すような、
中途半端な妥協では、

いつかまた、
「歴史」をたてに、

領土問題は、浮上しかねません。


(結論)

領土問題は、国際司法裁判所で解決すべし。



皆様のご意見をお待ちしております。


(ふくやまひろし)


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